日大田中理事長、森喜朗氏…
五輪周辺に巣食う「お騒がせドン」たち

 筆者が指摘したいのは、「五輪に関わるドンにスキャンダルが続出している」という近年のトレンドとの関連性だ。

 山根会長の前に世間を騒がせた「ドン」といえば、「紀州のドン・ファン」ではなく、やはり「日大のドン」こと田中英寿理事長であろう。

 田中理事長といえば、JOC(日本オリンピック委員会)の副会長。実は2014年には、米メディアが広域暴力団トップとのツーショット写真を報じ、この人のせいで、東京五輪は「ヤクザ・オリンピック」になるかもなんて揶揄された過去があるのだ。

 田中理事長より前の「お騒がせドン」といえば、小池百合子都知事とバチバチのバトルを繰り広げた「五輪のドン」こと、森喜朗氏の顔が思い浮かぶ。

 もともと「文教族のドン」として知られた森氏は、国内競技団体の総元締めである日本体育協会会長を長く務め、「日本のスポーツ団体のドン」として君臨。その流れで、五輪組織委員会の会長にもなったわけだが、新国立競技場建設や競技会場のドタバタで批判を浴びたのはご存じのとおりだ。

 同じ時期に世間から叩かれたドンといえば、「都議会のドン」といわれた内田茂氏もいた。このドンも役員を務めるジョイントベンチャーや関係の深いとされる企業が、五輪案件を受注していたというスキャンダル報道がなされている。