同時に募集していた役場の「空き家バンク」経由で問い合わせが来たが、4ヵ月の短期需要。自宅建て替えのためだった。3ヵ月後の入居希望だったので、保留にしていた。
しかし、3月の繁忙期が過ぎても、反応なし。
そこで、10万円で購入した物件の教訓を活かし、家賃を4万5000円に下げたところ、2週間程で反応あり。4万3000円で入居者が決まった。
やはり、2ヵ月間で決まらなければ、早めに家賃を下げるほうがいい。
5万9000円のままでも決まったかもしれないが、よくわからない。多分、入居者にとって割安感があれば、決まるのだと思う。
さて、この投資で、誰が一番儲かったかといえば、昭和32年から約60年間、月5000円で土地を貸している地主だ。
60年にわたり、毎月、安定した収入を得ていた。
明治時代、曾祖父が、巨額の借金をして、この辺りの土地をたくさん購入したそうだ。
「あんなに借金をして土地を買って、狂っている」
当時、近所の人の視線は冷たかったという。
それでも土地を貸していれば、四代にわたって安泰だ。