社員の業務委託化を進め、Mistletoe(ミスルトウ)のオフィスをなくしたと、前回と前々回でお伝えしました。
会社組織をピュアな法人の形にしたいと考えた理由は、経営者と従業員の関係をフラットに戻したいということ。そして、オフィスをなくしたのは、「『現場』と『本場』を行き来する」上で必要がなくなったからなどと述べました。
実は組織の在り方を変えたのには、もう一つ理由があります。それが「時代の変化に対応する」ということです。やはり、今の時代、どんどんビジネスのスピードが上がっています。今後、さらにスピードアップしていくことが見えている中、余計な階層や決裁手続きを挟むことが適していないと感じていました。時代の変化に対応できるように、組織も見直さなければなりません。
もっと言えば、これからの仕事というのは、案件ごとにプロジェクトチームをつくって進んでいくようになると思います。
チームをつくっては消し、つくっては変え……というように、変化する環境や状況に合わせて、組織をスピーディーに変えていくことが求められるのです。
ですが、プロジェクトチームをつくっても、それだけでは契約ができません。そこで、会社というものは、単にチームの契約の受け皿としての役割になっていくのではないかと考えています。