がんばり屋さんほど、陥りやすいワナがある。

誰かのためを思って行動できるのは素晴らしいし、誰もができることではない。
けれども、それが「自己犠牲」の上に成り立っていたとしたら…。

働く女性は、こうした「自己犠牲」を捨てると、
とたんに仕事がラクになり、人生をもうまく回るようになる。

外資系教育会社でのフルコミッション営業時代、
世界第2位の成績を残し、
独立後に出版した書籍は
累計200万部超えの作家・和田裕美さんが教える
「人生を好転させるシンプルな方法」とは?

彼女が20年かけて伝えてきたことの集大成である
書籍『何もなかったわたしがイチから身につけた稼げる技術』
一部を再構成してご紹介。
(まとめ/両角晴香、編集部、著者写真/佐久間ナオヒト)

「自己犠牲」をやめれば、人生は驚くほど好転するがんばり屋さんほど陥りやすい自己犠牲。働く女性はこれを捨てると、とたんに人生が好転します!

「あなた自身のため」に稼いでほしい

この記事のタイトルを見てクリックしてくれたあなたは、その時点で、とても向上心があるがんばり屋さんなのだと思います。だからこそ、お伝えしたいことがあります。
どうかあなたは、「あなた自身のため」に稼いでほしいのです。
(稼げる技術については、第1回記事を参照ください)

優秀な人、やさしい人、責任感が強い人ほど、サービス精神旺盛です。
周囲の人たちのために、つい自分を犠牲にしてしまうことがあります。だから、自分のためというよりも、「誰かのために」と言われたほうが、なんとなく「がんばろう」って思えるのではないでしょうか。もちろん、その気持ちも、とっても大事です。

だけど本当の幸せって、自己犠牲の上にあるものじゃない。
そう、わたしは思っているんです。

あなたも笑顔になって、家族も笑顔になる。
それも「稼げる技術」の一つだと考えます。

とくに専業主婦歴が長い人は、ダンナさんのため、子どものため、両親のために身を削ることに慣れっこなので、ごく自然に、自分を犠牲にしてしまっているかもしれません。自分の時間など1日30分もなくて、ゆっくり1杯のコーヒーを飲む時間すらない状況。もしかしたら、働きに出ているのも、家族を思ってのことなのかもしれませんね。
ただ、うまくいってるうちはいいのですが、何かトラブルがあると…途端に行き詰まることがあります。具体例をあげて説明しましょう。

少し長いのですが、次ページ以後に登場するAさん、Bさんの例はわかりやすいと思います。
主婦の方の例ですが、結婚していない女性でも、家族や上司、周りの人たちに対して、がんばり屋さんがゆえに「自己犠牲」的に考え、動いてしまい、ほんとうは苦しい…という人は多いはず。
そういう方にも、ぜひとも読んでいただきたいです。