米国株が過去最高値付近で推移するなか、一部の投資家は9年に及ぶ強気市場にもう一段弾みをつける、意外な追い風を待っている。それは中間選挙だ。  米連邦準備制度理事会(FRB)が利上げを決定し、米国とカナダの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉が妥結したのを確認し、投資家は次の関心を11月6日の中間選挙に向けている。共和党は連邦議会の過半数議席維持をかけて民主党と対決する。