貿易政策などをめぐりトランプ政権と中国政府の対立が深まる中、ジム・マティス米国防長官が18日に中国の魏鳳和国務委員兼国防相と会談し、軍事・防衛関係の安定に向け幅広いテーマで協議を行った。両氏はシンガポールで開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)関連国防相会議に合わせ、85分にわたって会談。米当局者らによれば、マティス氏は米中間に問題が生じた際に軍のハイレベルで意思疎通を可能にする体制の構築を求めた。ランダル・シュライバー米国防次官補(アジア太平洋担当)によれば、マティス氏は「考え方の相違や不快な事態がある場合は特に、意見の相違点やその相違をどう扱っていくか話し合えるよう、ハイレベルで戦略的な次元で対話を深化させる方法を探るべきだ」と述べた。
米中の国防トップが会談、対立緩和を模索
軍事・防衛関係の安定に向け幅広いテーマで協議
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