Yマネジャー 「最近は、Aさんにも後輩がどんどん増えてきましたね」
Aさん 「そうなんですよね。正直、今後が不安ではありますが…」
Yマネジャー 「どんなことが不安?」
Aさん 「もっとレベルの高い開発スキルが必要だと思っています」
Yマネジャー 「レベルの高い開発スキルですね。ということは、現状では満足できていないということでしょうか?」
Aさん 「そうですね。後輩たちが尊敬できるような高いスキルが必要だと思うので、もっと現場で経験を積みたいと思っています」
Yマネジャー 「Aさんのお気持ちは伝わりました。現場での経験を積みたいのですね。では、マネジャーの立場からのお話をしますね」
Aさん 「お願いします」
Yマネジャー 「開発スキルについては、十分満たしています。Aさんの場合、コスト管理の意識や、後輩の育成について考える時期になってきていますので一緒に考えていきたいと思います。ただし、開発の勉強をすることは応援したいと思います」
Aさん 「確かに、私も後輩が増えてきているので、現場にしがみつきたいというばかりではありません。今後はバランスを考えながら、スキルアップと育成を意識していけるといいですよね」

 このように、Aさんの意向を受け止めつつ、自分の伝えたいことを整理して伝えることで、マネジメント的にも成果を上げることができました。

 どんなに現場で有能だったプレイヤーでも、管理職になった途端、「部下のマネジメント」や「コスト管理」といった業務を担わなければなりません。それができなければ、チームのパフォーマンスの低下を始め、離職、転職といった人材流出を招いてしまい、自身の評価も下がってしまいます。

 自身の管理職としてのスキルを向上させるとともに、有能な部下を育成することを目指していきましょう。