いただいた相談を読む限りは、そこまでKさんの早期退職の意思が固いようには思えませんでしたが、実際にお金の面から見て早期退職が可能なのかどうか考えてみることにしましょう。家計に関するデータが限られていますので、記載されていたデータならびに推測を入れる形で回答することをご了承いただければと思います。

まだ学費が最低でも2400万円もかかる!
50代前半で退職すれば2年で資金ショート

 結論からいえば、50代前半、少し期間を延ばして5年後の58歳であったとしても、お金(経済的)の面から早期退職は難しいと言わざるを得ません。その理由を、子どもの教育費、キャッシュフロー(収支)の順で説明していきましょう。

 4人の子どもの教育プランについては記載がありませんでしたが、ここでは4人全員が私立大学に進学するとします。長女は来年大学進学となる予定ですが、4年間の学費の平均額は文系で約390万円、理系は約530万円かかります。

 長男は高校生で、あと2年間の高校の学費は公立で約90万円、私立で約200万円かかる予定です。卒業後大学に進学すれば長女と同額がかかることになります。

 双子の二女、三女は中学までは公立とします。小学校が残り3年間で約97万円、中学校が約143万円(共に1人あたり)、その後は高校、大学のお金が姉、兄と同額かかるとします(教育費はいずれも平均値)。4人の教育費を合計すると最低でも2400万円、最高で3290万円になります。推測の教育プランでもこの金額がかかることになり、仮に双子の子どもを中学校から私立へ行かせるとすれば、1人あたり約400万円が加算されることになります。

※教育費はすべて公立なら、双子の娘が小学校97万円+中学校+143万円+高校135万円+大学390万円×2人=1530万円+長男480万円+長女390万円=2400万円
大学は4人が理系だと560万円プラス、さらに双子が高校から私立ならプラス330万円=3290万円になります。