下院を奪還した民主党は「トランプ弾劾」に進むのか
写真:ユニフォトプレス

 中間選挙で下院の多数派を奪還した野党民主党は今後、トランプ大統領のロシア疑惑などを厳しく追及していくだろう。一方、トランプ大統領は先手を打つかのようにセッションズ司法長官を更迭し、長官代行に自身に忠誠を誓うマシュー・ウィテカー司法長官首席補佐官を充てた。ウィテカー氏は以前からモラー特別検察官の捜査を非難していたが、このような人物がモラー氏の捜査を監督する地位に就いたため、民主党側は激しく反発している。

 トランプ大統領の疑惑追及の急先鋒に立つと思われる下院司法委員会のジェラルド・ナドラー次期委員長は、「ウィテカー氏はモラー特別検察官の捜査に関与すべきではありません。この捜査に全面的な敵意を表明していたからです」と述べ、同氏を司法委員会に呼ぶことも示唆している。

 これまで与党共和党が上下両院の多数派を維持していたため、議会はトランプ政権に対するチェック機能を十分に果たしてこなかった。しかし、民主党が下院の多数派を握ったことで、各委員会の委員長を民主党議員が務め、調査権を持ち、審議の主導権を握ることになる。