ナンバーワンになるためには
人と同じことをしない

「まだ誰もやっていないことに手を出さなければ、一番になることはできません」

 毎日、多くのキャバ嬢が生まれては消えていく。そんな夜の世界でトップになるためには、並大抵の努力ではかなわない。ノアさんは誰かのまねをするのではなく、誰もやっていないことを意識的に実践するようにしている。

「例えば、キャバ嬢って『今日お店来れる?』ってお客さんに営業メールを送るんですけど、私はあえてお店が休みの日曜日にメールをするようにしました。休みの日ってみんな彼氏と過ごしたかったり、オフだからってお客さんと連絡取らない子が多いんです。でもそういう日だからこそ連絡すれば目立つし、休日も俺のこと考えてくれてるんやって印象に残る。お客さんもお店に来てほしいときだけ、連絡もらってもうれしくないでしょ。だから私は営業メールはしません」

 自分の利益になりそうなときだけ、調子よく連絡をくれる人物は確かに信用できないし、しょせん、ビジネス上だけのドライな関係で終わってしまうだろう。ノアさんは、相手と長く関係を構築することを常に考えて動いているという。

「金額や相手の役職で態度を変えるのもダメ。どれだけ使うお金が少額であろうと、お客さんはお客さんなので大切にしますし、相手が今どんな時間を過ごしたいのか常に考えて動いています。私が実際に見ていて仕事できないなーと感じるのは、『人によって態度を変える人』と『相手が今何を望んでいるかわからない人』かな」