リーダーの役割は、「思い切って決断する」こと

本田:小泉純一郎元首相は、民主党や自民党の抵抗勢力と対したときも、ブレずに、強い信念をお持ちでしたよね。

竹中:そうですね。思い切って決断できるリーダーでしたね。小泉さんのリーダーシップがなければ、どの政策も実現しなかったと思います。だから、リーダーというのは、本当に大事です。
企業も、社長次第ですよね。今の時代は、「みんなで合意をとる時代」ではなくて、「トップがひとりで、思い切って決断しなければいけない時代」です。農耕型の社会では、「水を公平に分ける」のがリーダーの役割でしたが、今の時代の文脈で考えると、一族を率いて、砂漠を旅して、オアシスを探す、そのための決断をひとりでするのがリーダーの役割なんです。私は今、何社かの社外取締役をやらせていただいていますが、社外取締役の最大の仕事は、「次のリーダーを選ぶこと」だと思っていますから。

(第4回に続く)