――マットレスは、よく捨てるのに困ると聞きます。

 マットレスはいろいろなタイプがあって、ポケットコイルとかボンネルコイルを使ったマットレスは産廃業者が一番嫌がると言われています。バラせないんです。処分するには特別料金が必要だったりして、テーブルやベッドの処分よりもよほど厄介です。

 クラスでは、簡単に言うとクズ糸というか、釣り糸のような糸の太いものを高密度編んで作られたマットレスを提供しようとしています。

――それも自社製造なんですか?

 OEMで生産する計画です。クズ糸なので丸洗いできるし、薬品耐性もある。高密度で編むのでポケットコイルよりもずっと寝心地がいいです。

――寝具メーカーのエアウィーブもマットレスのレンタルをやっていたと思います。確か数量限定で、期間も1年以上利用が条件だったと思います。

 はい、やっていますね。クラスでも半年以上利用の条件があるのですが、これは利用しやすいように変えようと思っています。

5~6年は赤字が続く
スケールできて初めて黒字

――今の業績やユーザー数についてお教えいただけますか。

 まだサービスをローンチ(開始)して半年も経っていないので、業績も何も(笑)。

――黒字化の見込みや資本政策などの将来ビジョンはどのようにお考えですか。

 そうですね、黒字化ということでいえば、5~6年は赤字を続けないといけないと思っています。サブスクで早期に黒字化を目指すときは、シンプルにユーザーからいただく料金を高くすることになります。つまり、商品の原価回収期間を短くする。でもそうなると、お客さまにとって何のメリットもないビジネスになってしまうんです。むしろ赤字を続けることは、正しい判断だと思っています。

 すぐに黒字になるというサブスクモデルだと、実はそれは売り切りモデルよりも、ユーザーにメリットが少ないんじゃないかって思います。スケール(規模)が拡大できて、初めて黒字化できると思っています。

 それから、これから少なくとも数十億円単位の投資が必要だと思っています。