中国の通信機器大手、華為技術(ファーウェイ)のポーランド法人元幹部とポーランド情報機関の元幹部の逮捕を受け、ポーランドと米国の当局者は中国政府がポーランドで築き上げてきた連携網を調査している。ポーランドは北大西洋条約機構(NATO)の東側境界線に位置する戦略的に重要な国だ。ファーウェイの現地法人幹部とポーランド人の情報機関元幹部は今月、中国のためのスパイ活動に関わった容疑で逮捕された。ファーウェイは逮捕された王偉晶容疑者を解雇した。王容疑者は弁護士を通じて全ての容疑を否定している。関係者によると、ポーランドは米国と協力して調査を進めており、調査はポーランドの名門校である軍事工科大学にも及んでいる。この大学の卒業生は安全保障や軍事関連の極秘情報を扱う仕事に就くことが多い。逮捕された元情報機関幹部は同大学の教官を務めていた。
ファーウェイ幹部スパイ疑惑、揺れる米とポーランド
戦略的に重要なNATO加盟国における中国の関与を調査
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