「戦後最長の景気拡大」3番目の理由は少子高齢化だった
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景気が後退するのは
需要が減るから

 2019年1月で、景気拡大期間が戦後最長となったもようだ。その主因は、景気の拡大が緩やかであったこと、そして海外の景気に大きな波乱がなかったことが挙げられるが、筆者がもう1つ重要だと考えているのは、「少子高齢化によって景気の波が小さくなってきた」ということだ。

 今後、景気拡大がいつまで続くのかは何とも言えないが、少子高齢化によって景気の波が小さくなっていき、景気が後退しにくくなっているため、海外の景気が多少悪化しても、国内の景気は後退しないと考えられるからだ。

 少子高齢化による労働力不足は、今後も深刻化していくと考えると、将来的には景気の波が消滅してしまう可能性もある。もちろん、海外でリーマンショックのような経済危機が再来すれば別だが、よほどのことが起きない限り、国内の景気が循環しないといった時代がくるかもしれない。今回は、そう考える理由を示してみたい。