中国スマホメーカーの健闘に比べ、アップルの低迷が目立つ
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中国スマホメーカーの健闘と
アップルiPhoneの低迷

 2018年、世界のスマートフォン出荷台数は前年から4.1%減少の14億台だった。四半期ベースで見ると、2018年10~12月期まで5四半期続けて出荷台数が減った。そうした状況下、目に付くのが中国スマホメーカーの健闘とアップルの低迷だ。

 昨年10~12月期、世界全体でiPhoneの出荷台数は前年同期比約12%減少した。これは、韓国サムスンの出荷台数減少率(約6%)をはるかに上回る。iPhoneの出荷減少の主な理由は、新製品に目新しい機能が見当たらなくなったことに加えて価格が高いことだ。

 要は、発売当日が待ちきれなくなるような心情を、アップルは人々に与えることが難しくなっている。それが、iPhoneユーザーの買い替えサイクルを長期化させた。同社は高価格帯へのシフトを意図したものの、買い替えサイクルの長期化したこともあり、期待されたほどの販売実績を上げることができていない。

 アップルの低迷とは対照的に、中国スマートフォンメーカーは急速にシェアを伸ばしている。ポイントは、販売台数の伸びが期待できる新興国で、低価格の機種を投入する戦略が上手くいっている。それが、ファーウェイ、オッポ(OPPO)、シャオミ等のシェア拡大につながった。

 今後の展開を考えると、ボリュームゾーンを押さえる中国メーカーが世界のスマートフォン市場のシェアを獲得していく可能性が高い。逆にアップルは、“中華スマホ”との競争を避けられる新しい商品を生み出せるか否かが重要になる。

世界のスマホ市場における
アップルの凋落

 2018年のスマートフォン出荷台数が明らかになった。それを見たとき、「アップルの凋落が始まった」という印象が明確になった。