オクタコアCPUやDSDS対応が主流に
サブ用途や海外用など目的をハッキリさせて買いたい

 ASCII編集部がピックアップした、SIMフリースマホのスペックと特徴を紹介していく本特集。【ハイエンド編】【ミドルハイ編】【ミドルクラス編】に続いて、今回は1万円台と国内では最も安価なクラスとなる【エントリー編】をお届けする。

 2万円台の端末と比べると、価格差の割にはCPUやディスプレーの解像度などで見劣りする部分も多いが、DSDS対応機も増えており、サブ端末としての用途や、盗難のリスクがある海外での利用など、使い方次第で役に立つ場面も多い。ハッキリと目的を見定めたうえでの購入がお勧めだ。

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税込でも1万円台の価格なのに、縦長ディスプレーや指紋センサー、ネットワーク対応も充実と、大手メーカーの底力を感じさせるモトローラ「moto e5」

人気SIMフリースマホ
【サブ機や海外用など目的を決めて買いたいエントリー編】

●ASUS「ZenFone Live (L1)
●ASUS「ZenFone Max(M1)
●モトローラ「moto e5
●Wiko「Tommy3 Plus
●ファーウェイ「HUAWEI nova lite 2
●FREETEL「Priori 5

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このクラスで定番のASUS製スマホの新モデル
3キャリアのVoLTE+DSDSにも対応

 エントリークラスの定番だった、ASUS「ZenFone Live」。その新バージョンとなるモデルが本機だ。実売価格は約1万7000円。

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ZenFone Live(L1)

 2018年末登場のモデルらしく、ディスプレーは18:9の縦長になった5.5型液晶(720×1440)。横幅は約71.7mm、また重量も約140gと軽いので、気軽に使える点が魅力。強みはネットワーク面で、3キャリアのVoLTEに加えて、DSDSに対応しており、さまざまな場面で利用可能。

 そのほかのスペックは、Snapdragon 430(1.4GHz、オクタコア)、2GBメモリー、32GBストレージ、13メガカメラ(イン5メガ)、3000mAhバッテリー、Android 8.0など。指紋センサーは非搭載で、顔認証での利用となる。カラバリはスペースブルー、ミッドナイトブラック、シマーゴールド、ローズピンクの4色が用意されている。

ASUS製バッテリー大容量モデルのエントリー機
「ZenFone Max(M1)」

 大容量バッテリーを搭載するZenFone Maxシリーズの最廉価モデル。価格的には2万2000円前後だが、今回紹介した端末の中では少し上の性能を持っている。

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安心のZenFoneブランドに2万円強の価格、そして大容量バッテリーも魅力の「ZenFone Max(M1)」

 その性能は、18:9の5.5型液晶(720×1440)に、Snapdragon 430(1.4GHz、オクタコア)、3GBメモリー、32GBストレージなど。メインカメラは13メガに広角の8メガが加わったデュアル。さらに3キャリアのVoLTE+DSDS対応で、nanoSIM×2+microSDのトリプルスロット仕様となると、メイン端末としてもまずまず利用できる内容だ。

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カラバリはルビーレッド、サンライトゴールド、ディープシーブラックの3色

モトローラの最新エントリー機は縦長画面に
DSDS+トリプルスロットと実用的な1台

 ミドルクラスの「moto g6」シリーズと同時に発表された、モトローラのエントリー機。18:9の縦長ディスプレーやDSDS対応など、今時のトレンドをこのクラスにも持ち込んだ1台だ。

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カラバリは写真のフラッシュグレーのほかに、ファインゴールドの2色

 スペックは、縦長の5.7型液晶(720×1440)、クアッドコアのSnapdragon 425(1.4GHz)、2GBメモリー、16GBストレージ、13メガカメラ(イン5メガ)など。背面にタッチ式の指紋センサーを搭載する。

 CPUやメモリーの容量はエントリーレベルだが、充実しているのはネットワーク周り。まず、VoLTEを含めた主要3キャリアいずれのネットワークにも対応しているうえにDSDS対応。しかもnanoSIM×2とは別にmicroSDスロットを用意するため、ストレージを増設しながら、同時待受も可能な仕様だ。対応バンドも幅広いため、盗難が怖い海外でのサブ機といった目的にも適している。4000mAhという大容量バッテリーもこうした用途での味方になってくれるだろう。

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縦長画面なので、5.7型液晶と言っても横幅は5.2型クラス。ファインゴールドのカラバリは鮮やかすぎることはなく、誰でも持ちやすく、安っぽさもない。指紋センサーは背面のロゴ部分にある
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USB端子はmicroUSB。4000mAhバッテリーなのに8.9mmと分厚すぎる印象は無い。トリプルスロット仕様がうれしい。サブ機にピッタリだ

 実際に操作してみると、性能面からの制約は逃れられないが、ハード自体は安っぽさもなく、実用的な印象だ。

最安のDSDV対応SIMフリースマホ
アカ抜けたデザインも魅力のWiko「Tommy3 Plus」

 1万円台のエントリークラスでもDSDS対応機が増えているが、DSDV対応となると、このWiko「Tommy3 Plus」が最安ということになりそうだ。3キャリアのVoLTEにも対応しているので、特にau系SIMを利用するなら便利な存在と言える。

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税抜1万4800円でDSDVに対応したWiko「Tommy3 Plus」

 Wikoはフランス・マルセイユに本拠を置き、西欧圏で強いメーカー。それもあってか、エントリークラスながらポップでアカ抜けたデザインが印象的。カラバリはミラー/ブラック/ブリーン/チェリー・レッドの4色が用意されている。

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カラバリは4色が用意されている

 基本スペックは、18:9の5.45型液晶(720×1440)、MediaTek製クアッドコアCPU、2GBメモリー、16GBストレージ、13メガカメラ(イン5メガ)など、決して高いものではないが、背面カバーを取り外すと、交換可能なバッテリーとmicroSIM×2+microSDのトリプルスロット仕様になっており(nanoSIMから変換できるアダプターが付属)、その点でも実用的と言える。

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トリプルスロット仕様+DSDV対応が便利

前年モデルだが、2万円弱なら性能的にはワンランク上
ファーウェイ「HUAWEI nova lite 2」

 すでに後継モデルが登場したため、型落ちの扱いにはなってしまうものの、そのぶん価格も2万円弱となり、まだまだ魅力的なのがファーウェイ「HUAWEI nova lite 2」だ。フルHDオーバーの縦長18:9の5.65型液晶に、デュアルカメラを搭載。CPUも2.36GHz駆動のオクタコア(HUAWEI Kirin 659)で、OSはAndroid 9へのアップデートも予告されている。

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縦長画面なので、5.65型液晶と言っても、それほど大きくない

 デザインはシンプルながらスッキリとしたもので、幅広い年齢層に合うもの。側面は丸みを帯びた一体型ボディーで持ちやすい。さらに7.45mmという薄型筐体も○だ。DSDSやau網には非対応な点はやや見劣りするが、ドコモMVNOの格安SIMと組み合わせて利用するコスト重視派には魅力的な1台だろう。

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リアにはデュアルカメラを搭載。背景のボケ味を楽しめる「ワイドアパーチャ撮影」が可能
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丸みを帯びた一体型の筐体がデザインの特徴
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カラバリはブルー、ゴールド、ブラックの3色が用意されている

FREETELブランドでおなじみのエントリーシリーズ
7色の背面パネルが同梱する「Priori 5」

 現在はMAYA SYSTEMとなったFREETEL。FREETELブランドではおなじみのエントリーシリーズの機種が「Priori 5」だ。

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FREETELのエントリー機「Priori 5」

 5型液晶のコンパクトサイズで、シンプルなデザインが特長。Snapdragon 210(1.1GHz、クアッドコア)、2GBメモリー、16GBストレージ、8メガカメラ(イン5メガ)など、性能的にはかなり控えめながら、2300mAhバッテリーは背面カバーを外すことで交換可能であるほか、DSDS対応である点(しかもnanoSIM×2+microSDのトリプルスロット)、また7色のカバーが同梱されており、自由に交換できる点など個性的な部分もある。

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バッテリー交換が可能でトリプルスロット仕様。製品には交換用カバーも同梱