「嫌み」は男の子の心を一番揺さぶる

 叱られてもすぐに忘れてまた叱られる。こういうことを繰り返している男の子は「叱られ慣れ」しています。人は、慣れていることにはびくともしません。

 一方で、男の子は褒められることには慣れていません。そこで、ときには「褒め殺し」という方法を使ってみましょう。私も男の子の生徒によくやります。

「いやいや、○○君。宿題してこないのは、そんなものやらなくたって合格間違いなしだからだよね。さすがだよね。○○君に、こんな簡単な宿題出しちゃって、ごめんね」と、ものすごい嫌みを言うのです。

 あるいは、無視も効きます。「ああ、宿題やってこなかったんだ。じゃあ、いいよ。もうなにも言わない」

 男の子はよく、母親がつくったお弁当に文句を言いますね。そのときに、「お母さんの苦労がわからないの」などとガミガミ言うのではなく、「ああ、そうなんだ。ごめん。じゃあ、もうつくるのやめておくね」と無視をしてみると、男の子の態度ががらっと変わることがあります。

「褒め殺し」と「無視」は、男の子には非常に使えるツールです。