――WSJの人気コラム「ハード・オン・ザ・ストリート」 ***   8日発表された2月の米雇用統計では、正反対の動きが浮き彫りになった。雇用者数の伸びが急激に鈍化した一方、失業率が低下し、賃金の伸びは加速した。これは単なる偶然かもしれない。あるいは、米連邦準備制度理事会(FRB)が対応を迫られることになるのかもしれない。  2月の非農業部門就業者数は前月比2万人増と、エコノミスト予想の18万人増を大幅に下回った。失業率は4%から3.8%へ低下し、エコノミスト予想と一致した。