5カ月間で2度の墜落事故を起こした米ボーイングの最新鋭旅客機737MAX(マックス)を巡り、世界で運航停止の動きが広がっている。中国や欧州各国に続き、13日は香港、ベトナム、ニュージーランド、レバノンの規制当局が同型機の運航停止を指示した。カナダはまだ運航を認めているものの、同国のサンウィング航空は12日遅くに737MAX8の運航を中止した。10日にエチオピア航空の運航する737MAXが墜落し、搭乗していた157人全員が死亡。事故調査団は、この6分間の飛行の記録を収めたブラックボックスを回収した。昨年10月のインドネシア沖での墜落事故と、今回のエチオピア航空機の事故との共通点に、航空安全の専門家から懸念の声が出ている。ただ、結論を出すには時期尚早だとする専門家もいる。どちらの事故も、ボーイング737MAX8に離陸後間もなく飛行制御トラブルが発生した可能性が指摘されている。
ボーイング737MAXの運航停止、世界的に拡大 米国は停止せず
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