上場企業の平均的な自己資本比率は、単純平均ベースで50%強。そこで、自己資本比率が60%以上、予想配当利回りが2.5%以上の銘柄を選定条件とした。また、足元の業績が悪ければ、買う際の安心感に欠けるため、直近の予想増益率が10%以上という条件を加えた。その上で、配当利回りの高い順に並べたものが下表だ。
まず、最も予想配当利回りが高いのが双葉電子工業。2017年3月期以来の特別配当を含む88円の配当を19年3月期も継続する予定だ。2番手のゲンダイエージェンシーはパチンコ店向けの広告会社で、今3月期の配当は25円。両社とも配当利回りは5%を超えている。自己資本比率は直近の決算期末時点でそれぞれ80%、70%を超えており、財務体質は健全だ。