今、中古マンションに熱い視線が注がれています。新築マンションの価格が高騰し過ぎて、手に届きにくくなっていることから、消費者の目がにわかに中古物件に向いているからです。1月16日に『マイホームは価値ある中古マンションを買いなさい!』(ダイヤモンド社)を上梓した著者の日下部理絵さんは、これまでに1000棟以上の物件を見てきたマンション管理のプロフェッショナル。日下部さんいわく、中古マンションは「値下がりしにくい価値ある物件」を選ぶのが賢い選択とのこと。では、どんな物件を選ぶのがいいのか? そのポイントをわかりやすく解説します。

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理想的な部屋の広さ、標準的な広さとは?

 部屋は広ければいい、というわけではありません。人数に比して広すぎる部屋は、掃除の手間がかかるだけでなく、暖房効率などの点でもマイナスです。

 理想的な広さ、標準的な広さはどれくらいかをまずは押さえておきましょう。

 ひとつの指標としては、国が掲げる「誘導居住面積水準」があります。

 誘導居住面積水準とは、住生活基本計画で示された住宅の面積に関する水準です。世帯数に応じて、「このくらいの面積があれば、豊かに暮らせる」という理想の住まいの広さを示しています。