4人家族では95m²、新婚夫婦なら55m²程度が理想

 2016年3月に閣議決定された住生活基本計画(全国計画)というものがあります。

 この計画の「誘導居住面積水準」によると、マンションでは夫婦2人、もしくは夫婦2人+小さい子どもでは55m²、3人だと75m²、夫婦+子ども2人(10歳以上)の4人家族がマンションに住む場合だと95m²(28・7坪)程度(住戸専用面積、共用部分は除く)が理想の部屋の広さとなっています(下図参照)。

部屋はどれくらいの広さが必要か?

 ただし、これはあくまで理想的な住まいの広さを示しているため、実際にはこの面積より狭い部屋に住んでいる方も多いものです。

 総務省の2016年の調査においても、この広さを実現している世帯は全体の57・4%となっています。

 実際にどのくらいの部屋に住んでいるかというと、一人暮らしでは20~25m²が最も多く、平均契約面積は24・18m²です。

 DINKS・ファミリーだと40~45m²が最も多く、次に50~55m²で、平均契約面積は52・38m²となっています(住環境研究会調べ)。