世界で大ブームとなっているバレットジャーナル。日本でもすでに「箇条書き手帳術」として知名度は高い。だが、この新しいノート術は、これまでの数ある手帳術・ノート術と一体どこか違うのか? 自由度の高い記述形式、手書きの効果、自分の人生をコントロールできるメソッドとして世界中をとりこにする理由とは? 本連載では、発案者であるライダー・キャロル氏が書き下ろした初の公式ガイド『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』の刊行を記念して、著名なバレットジャーナル・ユーザーや専門家たちに寄稿してもらう。今回は、バレットジャーナルについての情報を日々発信する人気ブログ「わたしのバレットジャーナル」を運営する、すみれさんが、自身の実践法とその魅力を語る。
私にとって大事な情報は、
すべてこのノートの中にある
朝活が大好きな2児の母。2015年に朝活で英語の勉強中にバレットジャーナルの存在を知る。公式サイトや海外の解説サイトで勉強し、自分でも作り始める。監修・執筆に協力したムックに『毎日を特別にする みんなのバレットジャーナル』(メディアソフト)、『人生が動き出す!バレットジャーナルの作り方』(宝島社)がある。ブログ:『わたしのバレットジャーナル』
バレットジャーナルを始める前は、ノートやメモ帳をたくさん持っていて、自分に必要な情報を書いたメモが散らばっていました。
スケジュール帳、日記帳、仕事用ノート、勉強用ノート……あちこちに大事なメモがあります。そのせいで、「あのメモはどこに書いたっけ?」とあちこち探すことがよくありました。
バレットジャーナルは、そのすべてを1冊のノートにまとめることができます。管理がとても楽で、重要なメモやアイディアを紛失してしまうことがなくなりました。
自分にとって大事な情報が「ここにすべてある!」という絶大な安心感があります。
記録を残すことの面白さ
なんとなく過ごす日々が変わる
バレットジャーナルを始めると、「記録する」ことが習慣になります。私も生活のいろいろを箇条書きで記録し、見返すことを楽しむようになりました。
食べたもの、読んだ本、観た映画、心に残った言葉や嬉しかった出来事……。それらを記録に残すようになると、なんとなく過ごしていた日々が変化しました。
記録を眺めているだけで、「明日は何を食べよう?」「次は何の本を読もう?何の映画を観よう?」というワクワクした気持ちが湧いてきます。
「心に残った言葉」や「嬉しかった出来事」の記録は、日々のモチベーションの支えになります。
また、睡眠時間や体調、心の状態を記録しグラフ化することも楽しくてオススメです。「あのとき体調が悪かったのは、睡眠不足だったから」など、自分についてのいろいろな発見があります。記録をたんたんと残していくことにより、自分のバイオリズムもわかるようになりました。
ノートにさまざまな記録を蓄積していくと、自分の歴史が詰まった、見返すだけで面白い1冊となります。どこのお店にも売っていない、世界でひとつだけの貴重な1冊です。