これまで様々な手帳を試したけれど、どれも続かない、と嘆く人は多いかもしれない。そんな人におすすめなのがバレットジャーナルだ。1冊のノートと1本のペンがあれば誰でも今すぐ始められ、シンプルながら効率的に自己管理ができると、世界中で大ブームを巻き起こしている。本連載では、発案者であるライダー・キャロル氏が書き下ろした初の公式ガイド『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』の刊行を記念して、著名なバレットジャーナル・ユーザーや専門家たちに寄稿してもらう。今回は、人気ブログ「ごりゅご.com」で、デジタルツールやバレットジャーナルの魅力を発信し続けている五藤晴菜さんが、その使い方のコツを教える。
2012年よりフリーランスのデザイナー。WEBデザイン、ごりゅご.com/HappyFabric などでブログ記事執筆。iPadとApple Pencil2をメインの仕事道具として活用中(デザインラフ・イラスト・デジタルバレットジャーナルなど)。夫婦で始めたポッドキャスト「ごりゅごcast」は、Appleで2018年に最もダウンロードされた新番組に選出された。
バレットジャーナルという手帳術をご存知でしょうか?
聞きかじったことがある方は、バレットジャーナルという言葉を聞くと、手の込んだ絵でカラフルに彩られた手書き手帳をイメージするかもしれません。
ですがあれは、バレットジャーナルをベースに独自のカスタムが加えられたもので、本来のバレットジャーナルとは少し違っています。
ついつい見栄えがいいものに憧れてしまいがちなのですが、基本のバレットジャーナルに必要なものは、1冊のノートと1本のペンだけ。ペンを使ってノートに直線を引くだけで始められるのがバレットジャーナルの魅力です。
どの手帳術も続かなかった私が
続けられた驚きのシンプルさ
家にある手帳を並べてみると2004年から15年分のノートがありました。私がバレットジャーナルを初めて知ったのが2017年の2月頃、2017年10月から本格的にバレットジャーナルを始めたので、バレットジャーナル歴は1年半ほどになります。
手帳術やノート術など様々なものを試してもあまり続かなかった私ですが、バレットジャーナルはシンプルで続けられました。
さらに、「やらないといけないこと」ではなく「やりたいこと」ができるようになったのもこのバレットジャーナルのおかげだと思っています。