幼少期から発達障害で苦しんできたライダー・キャロル氏が、自分の頭のなかを整理するために生み出した独自のノート術が世界中で大ブームに。公式ガイド本はアメリカでベストセラー、世界28か国で刊行が予定され、いよいよ日本にも上陸する。なぜ、このデジタル時代に、アナログのノート術が世界的なブームになっているのか。なぜ、世界各地に多くのファンを生み出し、「人生が変わった」と大反響なのか。発案者のライダー・キャロル氏が書き下ろした初の公式ガイド『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』の訳者である、栗木さつき氏がその魅力の秘密を語る。

頭が整理され、大切なことが見えてくる
デジタル世代のための最強ノート術

栗木さつき(くりき・さつき)
翻訳家
慶應義塾大学経済学部卒業。訳書に『SINGLE TASK 一点集中術――「シングルタスクの原則」ですべての成果が最大になる』(ダイヤモンド社)、『WHYから始めよ!』(日本経済新聞出版社)、『NORTH北へ――アパラチアン・トレイルを踏破して見つけた僕の道』(NHK出版)、『英語が楽天を変えた』(河出書房新社)などがある。

 いま、世界各地でブームを巻き起こしているノート術がある。その名も「バレットジャーナル」。

 2018年末、ついに開発者本人の公式本がアメリカで発売され、大ベストセラーとなっている。ほかにも世界28カ国で刊行が予定されているというから驚きだ。日本でも、『バレットジャーナル 人生を変えるノート術』として4/18に発売される。ひとつの「ノート術」がこれほど世界的なブームを引き起こした前例はない。

 それもこれも、バレットジャーナルが「人生を変えるノート術」であることを実感し、日々、楽しみながら継続しているファンが増えているからだろう。

 日々、することが多すぎて、頭のなかのごちゃごちゃが整理できない。日々の仕事や用事に追われてしまい、「自分が人生でほんとうに成し遂げたいこと」がよくわからない。

 用事が多すぎて、最近、どうも大切なことを忘れてしまう。スマホを眺めてばかりで、気づいたときには情報に流されてしまい、大切な人とすごす時間や自分を見つめる時間がゆっくりもてない……。そんなふうに悩んでいる方にとって、バレットジャーナルはまさしく救世主になるだろう。

 というのも、バレットジャーナルの特徴のひとつが「手書き」にあるからだ。「最近、まったく手で文字を書いていない」という方も多いのではないだろうか。手で文字を書くと時間がかかるし、急いで文字を書くとあとで判別できなくて困ると思っている方も多いだろう。

 でも、だからこそ「手書き」には威力がある。情報や思考を頭のなかで整理し、本当に大切なことだけを文字にして書きだすことができるからだ。スマホやパソコンを脇に置き、1冊のノートを手に腰を下ろす時間を日々捻出するからこそ、自分自身と向きあえる。

 アナログの時間を積極的にもてば、マインドフルネス効果で気持ちを鎮めることもできる。すると、自分にとって本当に大切なことが見えてきて、無駄なことをそぎ落とせるようになる。その結果、人生で本当に達成したいことに集中し、望みの人生を送れるようになるのだ。