東大に独学で現役合格し、さらに東大大学院に受験で合格。学生時代から取得した資格の数は600を超える。これまで20年以上、試験をずっと受け続けている著者だからわかる、点数をとるワザを紹介していきます。小手先のテクニックではなく、長く勉強し続けていくために必要な戦略が詰め込まれている『東大→東大大学院→600個超保有の資格王が教える点数稼ぎの勉強法』から、一部抜粋して紹介していきます。東大に受かる人や本当に頭のいい人の学ぶ姿勢は、必読です。
東大に行けるのは、
偏差値75の人ではない
さまざまな予備校や教育機関などが、大学の「偏差値ランキング」を出しています。
そのトップどころに名を連ねる東大や京大の偏差値は、だいたい「75」前後の数値が出ています。
しかし、普通のテストや全国模試で偏差値75がとれれば東大に行けるのかというと、そういうわけでもありません。
なぜなら、普通のテストや全国模試の問題と、東大の入試問題とでは、出題の傾向がまったく違うからです。
普通のテストで高得点がとれる人(偏差値75がとれる人)が、必ずしも東大の入試問題を解くための得点力があるとは限りません。東大の入試問題が解けなければ、当然ながら東大には合格できません。
この事実を逆に考えると、普通のテストや全国模試では偏差値50~60程度しかとれない人でも、東大の入試問題に対応できる得点力さえ身につけていれば、東大に合格することはじゅうぶん可能だということです。
全国模試で偏差値50の人が東大を目指すなら、やるべきことは、偏差値を75に伸ばすことではなく、東大の入試問題を解けるようにすることです。
そのため、高校や塾によっては、東大進学コースの学生には、「東大の入試問題さえ解ければいい」くらいに割り切ったカリキュラムを組んでいるところもあります。
これは東大に限らず、他の大学の入試や、資格試験についてもまったく同じことがいえます。
ただ漠然と学力や偏差値を上げるだけではあまり意味はなく、目指す試験で出題される問題を解くための知識やスキルを身につけることがすべてなのです。
そこを念頭に置いたうえで、日々の勉強の中で注力すべきことは何で、やらなくてもいいことは何なのか、を考えていかなければならないのです。
鈴木秀明(すずき・ひであき)
資格・勉強コンサルタント。1981年8月4日富山県生まれ。独学で東京大学理科一類に現役合格。東京大学理学部卒業。東京大学公共政策大学院修了。24歳でAll About「資格」ガイドに就任。行政書士、中小企業診断士、気象予報士、証券アナリスト、宅地建物取引士、1級ファイナンシャル・プランニング技能士をはじめとした600を超える資格をすべて独学で取得。年間50以上のペースで資格を取り続けている。資格ポータルサイト「資格・検定ラボ」を主宰するほか、ビジネス誌の資格特集の監修、テレビ、ラジオ出演など、メディア出演実績はのべ250回以上。資格試験の実施機関へのコンサルティングやプロモーション支援、問題作成支援などの活動も行う勉強法のスペシャリストとして多方面で活躍中。
■著者からのメッセージ
私は、地方の公立校から独学で東大に現役合格し、資格の専門家として600以上の資格試験にすべて独学で合格してきました。
初対面の人に自己紹介をすると、「たくさん資格をもっていてすごい」というよりは、「社会人になっても、そんなに勉強を続けられているのがすごい」と驚かれます。
確かに日本人は、一生懸命に勉強するのはせいぜい大学入試までで、大学生や社会人になったとたんに勉強しなくなる人が多いです。日本人は、大人になってからも何らかの学習に取り組んでいる人の割合が先進国で最も低いという調査結果もあります。
3男1女を東大理三に合格させた「佐藤ママ」として知られる佐藤亮子さんの言葉に、「点数がとれるようになると、子どもはやる気になってくれるんですよね」というものがあります。まさにその通りで、点数さえとれればやる気が出て、勉強へ前のめりになって、より結果が出せる人になり、勉強が楽しくなって継続できるのです。
そして、そのために必要なのが、「テストで点数をとる技術」です。
ただ「学力」を伸ばすのではなく、テストで点数をとることを志向した「得点力」を伸ばすための効率的な勉強をする必要があります。
効率的な勉強でスマートに結果を出す経験を積むことによって、自信につながり、ポジティブに学びを継続できる人になれるのです。
本書は、1週間で資格を取るための勉強法の前著『効率よく短期集中で覚えられる7日間勉強法』と異なり、点数をとるために必要な考え方から勉強習慣まで、徹底的に「得点力を向上させること」を目的としたものです。
約20年にわたり、東大入試を含めて何百種類もの試験を毎週のように受け続け、独学で結果を出してきた私の経験に基づく「点数をとる技術」を公開します。
結果を出せる勉強は、決して「頭のいい人にしかできない」ものではありません。効率的に勉強するためのノウハウや考え方さえ知っていれば、誰でももっと得点力を高めることができるのです。
「楽しく効率的に結果を出せる人」になって、人生をより豊かなものにしましょう!
■新刊のお知らせ
『東大→東大大学院→600個超保有の資格王が教える
点数稼ぎの勉強法』
圧倒的な実績とその数に裏打ちされた
「超効率的」な勉強法
20年以上試験を受け続けているからわかる、
誰でももっと得点力を高めることができる方法!
著者は、東大を独学で合格し、東京大学大学院に受験して進学。それから今にいたるまで、あらゆる試験を受け続ける現役の資格王が、「点数をとれる極意」を伝えます。
購入はこちらから! [Amazon.co.jp] [紀伊國屋書店BookWeb] [楽天ブックス]
■既刊本のお知らせ
『効率よく短期集中で覚えられる7日間勉強法』
7日間で目標を達成するための超高速勉強法
試験は、頭のいい人が受かるものだと思っている人がいるかもしれませんが、決してそうではありません。また、覚えた量が多ければ受かるというものでもありません。
東京大学を独学で現役合格し、すべて独学なのにもかかわらず、今も年間50以上の資格を取り続けることができているのは、確実に結果を出せる、超合理的な勉強法を実践しているからです。
「時間をかけずに短期集中で勉強し、しっかり結果を出せる」、それが、冒頭に出てきた悩みを解決する「7日間勉強法」です。
ご購入はこちらから! [Amazon.co.jp] [紀伊國屋書店BookWeb] [楽天ブックス]