東大を独学で現役合格し、さらに東大大学院を受験で合格。学生時代から取得した資格の数は600を超える。これまで20年以上、試験をずっと受け続けている著者だからわかる、点数をとるワザを紹介していきます。小手先のテクニックではなく、長く勉強し続けていくために必要な戦略が詰め込まれている東大→東大大学院→600個超保有の資格王が教える点数稼ぎの勉強法から、一部抜粋して紹介していきます。東大に受かる人や本当に頭のいい人の学ぶ姿勢は、必読です。

「一生学び続けなければならない時代」に
求められている勉強法はこれだ!

 私は、地方の公立校から独学で東大に現役合格し、資格の専門家として600以上の資格試験にすべて独学で合格してきました。

 初対面の人に自己紹介をすると、「たくさん資格をもっていてすごい」というよりは、「社会人になっても、そんなに勉強を続けられているのがすごい」と驚かれます。

 確かに日本人は、一生懸命に勉強するのはせいぜい大学入試までで、大学生や社会人になったとたんに勉強しなくなる人が多いです。日本人は、大人になってからも何らかの学習に取り組んでいる人の割合が先進国で最も低いという調査結果もあります。

「AI化の進展」や「人生100年時代」の到来で、今後私たちの生き方や働き方は大きく変わり、「一生学び続けなければならない時代」になるといわれています。「いい大学に入学できさえすれば、もう勉強は終わり」という考え方からはシフトしていかなければならないでしょう。

 そういう意味では私は、大学在学中から20年近く、法律・金融・技術・IT・語学・歴史など多岐にわたる分野の勉強を、さまざまな資格試験を通じて継続しているので、「日本一学び続ける男」と自称しても言いすぎではないかもしれません。

 なぜ勉強を続けられるのかというと、「資格をとれる」「点数をとれる」という結果が出せることに楽しさを覚えるからです。

 3男1女を東大理三に合格させた「佐藤ママ」として知られる佐藤亮子さんの言葉に、「点数がとれるようになると、子どもはやる気になってくれるんですよね」というものがあります。まさにその通りで、点数さえとれればやる気が出て、勉強へ前のめりになって、より結果が出せる人になり、勉強が楽しくなって継続できるのです。

 そして、そのために必要なのが、「テストで点数をとる技術」です。

 ただ「学力」を伸ばすのではなく、テストで点数をとることを志向した「得点力」を伸ばすための効率的な勉強をする必要があります。

「効率」というと「ずるい」とか「小手先」というイメージをもつ人もいるかもしれませんが、そうではありません。効率的な勉強でスマートに結果を出す経験を積むことによって、自信につながり、ポジティブに学びを継続できる人になれるのです。

 逆に、効率を志向せず、時間ばかりがかかって点数という結果につながらない勉強を続けることによって、勉強が嫌になり、学ぶ意欲を失ってしまうのは、本当にもったいないことです。どうせ勉強しなければならないのなら、苦しみながらやるよりも、少しでも楽をして結果を出せるやり方をするほうがいいのです。

東大→東大大学院→600個超保有の資格王が教える点数稼ぎの勉強法は、点数をとるために必要な考え方から勉強習慣まで、徹底的に「得点力を向上させること」を目的としたものです。

 約20年にわたり、東大入試を含めて何百種類もの試験を毎週のように受け続け、独学で結果を出してきた私の経験に基づく「点数をとる技術」を公開します。

 まず序章で「得点できる人とできない人は何が違うのか?」について概説し、第1章で、得点できる人になるために磨くべき「8つの力」を紹介します。

 第2章は「得点マスターになるための作戦」、第3章は「勉強を始める前に意識すること」についてです。得点力アップのために早い段階でおさえておきたい事項です。

 第4章では「日々の勉強の進め方」について、第5章では「得点力を高める習慣」について書いています。普段の勉強や生活の中にさまざまな工夫を取り入れることによって、さらに勉強の効率を高めることができます。

 終章は、国語・数学・英語・理科・社会の5教科の勉強法のポイントです。

東大→東大大学院→600個超保有の資格王が教える点数稼ぎの勉強法は特に、次のような悩みを抱えている人にぜひ読んでいただきたいです。

・努力しているはずなのに、結果につながっていないと感じる人
・日々の勉強に面白みを感じられず、モチベーションが上がらない人
・自分は勉強には向いていない、と勉強を諦めてしまっている人

 結果を出せる勉強は、決して「頭のいい人にしかできない」ものではありません。効率的に勉強するためのノウハウや考え方さえ知っていれば、誰でももっと得点力を高めることができるのです。

「楽しく効率的に結果を出せる人」になって、人生をより豊かなものにしましょう!