人を動かすには「15秒で伝える」ことを心がける!
元人気DJ、さらに不動産会社でのトップ営業やベンチャー企業で取締役営業本部長を経験、そして、現在はトップ講師プロデューサーとして、延べ2万人を指導している話し方のプロが教える新刊、『相手のキャラを見きわめて15秒で伝える!』。
この著書の発売を記念して、研修などで教えているノウハウや、すぐに使えるワザをご紹介します!
営業職はもちろん、部下や上司とのコミュニケーションで悩んでいる人は必見です。
無理にほめるよりは無言…ではダメ!
セクハラにならないほめ方を知っておこう!
この連載の第1回はコチラ
前回の「知らずに言ってたら、セクハラ!? 異性をほめるときに気を付けたいこと」はコチラ
前回は、NGになってしまう異性のほめ方をお伝えしました。
セクハラは「この程度なら…」という主観的ではなく、明確にセクハラになるほめ方と、ならないほめ方の観点を理解するのが大事です。
私たちは、日常的にほめるときは、ついつい身体的特徴やプライベートなど、個人の触れられたくない領域に言及してしまいがちです。
前回も書きましたが、この「身体的特徴」と「プライベート」は、ほめるときには踏み込んではいけません。
セクハラとは、相手が嫌がることを言うことです。なぜその危険な領域をわざわざ攻めておいて、セクハラの線引きを気にするのでしょうか?
「何言ったってセクハラって言われちゃー、もう何も言えないよ!」
という声も聞こえますが、そんなことは全くありません。
そもそも、身体的特徴やプライベートなことをほめる必要があるのでしょうか?
相手と距離感を縮める為とか、ぶっちゃけトークで何でも言い合えるとか思っている人が多いのですが、そんなこと言わなくても関係性は作れます。
では、具体的にどうすれば良いのか?
もっとシンプルに考えてください。
職場は仕事をする場所です。これはもうズバリ、女性、男性に関わらず、“仕事のやり方をほめる”のです。
仕事をする現場で、仕事とは関係の無いスタイルの話とか、プライベートの話をするので嫌われるのです。そんな所をほめなくても、仕事の現場であれば仕事の中身でほめてあげれば良いだけです。そこに、身体的特徴やプライベートを挟む余地はありませんし、全く必要ありません。
この考え方は、男女問わず当てはまるでしょう。
「でも、仕事でほめるとこなんてあんまり無い場合はどうするの?」
なんて声も聞こえます。
自分の後輩や部下をほめられないとなると、それはそれで問題ですが、ほめ方にもコツがあります。