米航空機大手ボーイングは小型旅客機「737 MAX(マックス) 」の生産を向こう数週間で2割近く削減する。取締役会に新型航空機の開発過程を調査する特別委員会も設置した。ボーイングは5日、4月中旬までに737MAXの月間生産機数を10機引き下げ42機とすると発表した。夏までに月間57機に生産を拡大するとしていた従来の計画を撤回した格好だ。アナリストは生産拡大で今年の737納入機数が600機近くに上り、そのうち9割はMAX型機になると予想していた。4週間前に発生したエチオピア航空の737 MAX墜落事故は、同型機による過去5カ月で2度目の事故で、規制当局が調査に乗り出している。