イラン政府高官らは7日、米政府がイラン革命防衛隊(IRGC)を「外国テロ組織」に指定する計画を発表したことを受け、中東地域に駐留する米軍への報復に言及した。トランプ米政権はIRGCの資金源を断つことなどを目的に、8日にもテロ組織指定を発表する予定。イランのジャバド・ザリフ外相は米政府がそのような行為に出れば、中東の米軍に惨事が訪れることを米国は完全に理解していると発言。すべては米国からの支援を得ているイスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相を利するためのものだと批判した。ザリフ氏はツイッターへの投稿で、「実際のところ、米国は彼のために泥沼に入り込もうとしている」と述べた。一方でIRGCの公式報道機関によれば、モハンマド・アリ・ジャファリIRGC司令官は、さらに直接的な脅しを口にしている。ジャファリ司令官は「米国がそのような愚挙に出てわが国の安全保障を危険にさらせば、西アジアに展開する米軍と治安維持部隊は今の平和を維持できなくなる」と述べたという。
イラン高官、米を非難 革命防衛隊のテロ組織指定巡り
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