「朝食を食べると通勤電車の中でトイレに行きたくなることが多くて、朝、電車に乗るたびに緊張するようになって…。それがストレスだったので、朝食を食べなくなりました」
最近では、朝食を食べない理由の1つとして、通勤中の“便意問題”が挙げられることが少なくありません。
・便意を感じても、多忙なために時間が取れず排便できないときがある
・排便の時間を確保できないストレスで、余計におなかに痛みを感じる
・ほぼ毎日排便はあるものの爽快感がない
食事カウンセリングをしている中でも排便に関する悩みを意外と多く聞きますが、そのほとんどがいろいろ対策はしているものの長年トラブルを抱えている人です。また冒頭のような便意問題から食事を控えたり、トイレを我慢したりするクセがつくと、慢性的な「便秘」になりかねません。
「便秘」はメディアでもよく扱われるテーマである分、いろんな対策を情報としてインプットできますし、病院に行くほど重大なこととも思えず、自己流で対処しがちです。
でも、そうした自己流のやり方で、一見完璧な食生活なのに便秘歴10年というもったいない時間を積み重ねていたケースもあります。
今回は、排便に関する悩みの中でも特に多い「便秘」にテーマを絞って、便秘の人に多い行動パターンから、日常に潜む思わぬ落とし穴についてお話ししていきたいと思います。