つくる時間より、
食べる時間を大切に
気軽に、あるもので、簡単に、そして楽しくつくれる。
これが家庭料理のよさなのだと思います。
そして繰り返しつくることで、自分なりのこだわりを見つけることができます。
フランス人たちは、女性も男性も料理にこだわりを持っている人が多いです。
自分の意見を曲げない頑固な彼らは、料理のつくり方で何時間も盛り上がっていることもよくあります。
材料もつくり方も複雑で難しい料理よりも、簡単で、自分なりにアレンジできる料理だからこそ、自信をもって食べてもらえるのではないかと思います。
つくる時間よりも、食べる時間を大切に。
これは私がフランス人から教わった大切な言葉ですが、簡単につくるということは手を抜いていることとは違います。
簡単につくるからおいしくないということもないのです。
簡単に楽しくつくって、その先の楽しく食べるということが、家庭料理には大切なのだと思っています。
詳細なレシピは本書にありますのでぜひつくってみてください。
本書にある詳細なレシピは、第1回連載をご覧いただけたらと思います。