• 大手のシェアが高いETF市場• 大手のシェアが高いETF市場上場投資信託(ETF)業界には競争上の問題があるようだ。ETF業界の規模は4兆ドルだが、たった3社が600本のファンドによってETF資産全体の80%を占めている。業界全体では100社以上あり、ファンド数は上記以外に1600本もある。大手3社とはブラックロック(BLK)のiシェアーズ、バンガード・グループ、そしてステート・ストリート(STT)のグローバル・アドバイザーズだが、いずれも豊富な品ぞろえのファンドを、他が太刀打ちできないような低価格で提供している。しかし、この状況に対して米証券取引委員会(SEC)は、業界のイノベーションの力をそぐ、もしくは投資家の選択肢を少なくしているのではないかとの疑問を抱いている。