「昭和」の成功法則と
「平成」の成功法則はこう違う

 時代をさかのぼること30年以上、昭和の時代に社会人として成功するためには、3つのスキルが重要でした。それは以下のものです。

(1)正直であること

(2)勤勉であること

(3)協調性に優れていること

 高度成長期のように社会経済全体が成長している時代には、企業はまじめにコツコツと働き、周囲と協調性を保てる人材を欲しがっていました。そして、そのような人材によって会社は成長し、その結果個人が報われる。そんな「古きよき時代」が昭和の時代でした。

 ところが平成に入り、まじめに働く社員ばかりでは会社は成長できない時代がやってきました。平成の就職氷河期を経験した人ならわかる通り、平成の就活では「私は協調性に優れています」というアピールをしても、何のプラスにもなりません。

 平成の時代に必要なスキルは、昭和とは異なり、以下のようになりました。

(1)専門性を持っていること

(2)希少な経験をしてきていること

(3)グローバルな語学力を備えていること

 問題は、この平成の重要スキルも、人工知能の進化によって陳腐化しそうだということです。専門性や語学力は人工知能の得意領域だし、人工知能が世の中を急速に変えていけば、過去の希少な経験もそれ自体が陳腐化します。