「そろそろ、ジュエリーを買ってみよう!」と思っても、高額で、服のように気軽に買いかえることができないジュエリーに対して、私たちの経験は圧倒的に不足しています。ですから、いざ、「何か欲しいな」と思っても、何を買っていいのか、どこで買えばいいのか、そもそも、どこにどうつければいいのかもわからない!という方は、多いと思います。そこで、ジュエリーディレクター・スタイリストとして大活躍中の伊藤美佐季さんに、著書『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』の中から初心者でも失敗しないジュエリーの買い方や、素敵に見えるつけ方のコツを教えていただきました。今回は、とくに大人の方のジュエリー選びについてご紹介していきます。

気軽に着けがちなプチネックレス。実は、とても難しい

細いチェーンに小さなトップが付いたプチネックレスは、とてもポピュラーなアイテム。ギフトにも人気で、誰でも1本は持っているのではないでしょうか。ですがこのプチネックレス、大人になればなるほど似合う方は少なくなるという、実は難しいアイテムなのです。

Photo by 成尾和見(SEPT)

たとえば、10〜20代前半の若い方で、首にシワもたるみもなく、パンと張ったみずみずしい肌、さらに小顔で首が長めの方なら、どんなネックレスも似合うと思います。ですが、ある程度の年齢になってくると、肌はたるみ、首にもシワが出てきます。そこに華奢なチェーンのネックレスを着けてみても、遠目に見るとシワが1本増えたようにしか見えない……ということがあると思うのです。

また、首が太い、短い、肩幅が広いといった首にコンプレックスがあるという方にとっても、ネックレスは要注意アイテムです。ジュエリーは、着けた部分に視線を集めますから、華奢なネックレスを着けることでより一層、首の太さや短さを強調してしまいかねません。

ジュエリーの役目は、あくまで着ける人を素敵に見せること。『そろそろ、ジュエリーが欲しいと思ったら』の中では、自分が自信のある部位にジュエリーを着けると効果的だとご紹介していますが、体型に合わないものを無理に着けると逆効果になってしまうことがあります。

ただし、華奢なプチネックレスを1本だけで着けるのではなく、いくつか重ねて着ければ、胸元に存在感と動きが生まれ、華奢な印象は軽減します。首にコンプレックスがあるけれど、やっぱりネックレスを楽しみたい!という方は、重ね着けを試してみるのもいいかもしれません。また、胸元まで垂れ下がるようなロングネックレスやペンダントであれば、比較的誰にでも似合いやすいため、長めのものを試してみるのもおすすめです。