村上教授は、新たな価値を生み出せる「負圧の組織」の条件を次のように列挙している。あなたが働く組織には、このうちいったいいくつが、あてはまるだろうか。

・同じ志や目的を強く意識した同志の集まり。
・年齢・性別・職業・役職など問わず、誰もが自由に参加できる。
・いつでも退出できる垣根の低さ。
・適正規模を保ち、巨大化を目指さない。
・同一体験・共感・共鳴が基礎。
・引き出すリーダーはいても率いるリ-ダ-はいない。
・複数の組織に所属することが推奨される。
・お客様は神様でなく、友達。
・組織外にも情報はオープンになっている。

 今回、地方のネットワーク組織をいくつか取材して思うのは、どのケースでも若い人たちが生き生きと活躍していたことだ。「負圧度が低い組織(正圧度の高い組織)では、いまどきの若者は元気が出ない」という仮説も、検証する価値があるかもしれない。

 最後に、ワークス112号の特集「地方のネットワークに、出現する未来」では、ここで紹介した2例を含む、4つの地方ネットワーク事例を紹介している。ご興味ご関心のある読者の方は、併せてお読みいただきたい。