スキルゲームを楽しむ若者たち
コミュニティーとしての一面も

 平日の夕刻は定例で学生向けのポーカーのイベントが開かれており、取材日当日も店は若者でごった返していた。遊びに来ていた男子大学生に声をかけてみた。

「僕は大学でサークル活動はしていないですけど、ここに来て周りの人と友達になって、コミュニティーもできて、十分楽しめています。日本にカジノができたら行きたいと思うか?僕はあまり行かないと思いますね。お金や賭け事に興味があるというより、スキルゲームとしてのポーカーを楽しみに来ているので」

 最後に、ののさんの卓でブラック・ジャックを体験した。初めての対人ゲームに最初は戸惑ったが、ののさんと、手だれの常連客とのリズムの良い掛け合いがおもしろく、楽しませてもらった。

 海外のカジノでは実際に賭け金が動くため、ディーラーは「ルールを守る」「ミスをしない」ということが大前提だという。ただ、五ノ井さんによれば、最近はその前提を守ったうえで、サービスや場の空気作りに重きを置く風潮に変わりつつあるそうだ。そうなれば、盛り上げ上手な彼女たちが日本のIRカジノにおいて活躍する日がくることも想像に難くない。