米国のレックス・ティラーソン前国務長官は議会に対し、ドナルド・トランプ大統領の娘婿で大統領上級顧問を務めるジャレッド・クシュナー氏が単独で外交活動を行ったため、しばしば不意打ちに遭ったと述べていた。27日公表された議会証言の記録で明らかになった。ティラーソン氏は5月21日、下院外交委員会で証言し、クシュナー氏の進める交渉に意表を突かれたり、世界の指導者と同氏の会談について知らされなかったりしたことが何度もあったと説明した。証言によると、一例としてスティーブ・バノン前大統領首席戦略官とクシュナー氏がサウジアラビアやアラブ首長国連邦(UAE)の指導者らと非公開のディナーに参加した際、ティラーソン氏は招待されず、報告もなかった。
ティラーソン前国務長官、クシュナー氏の外交活動で蚊帳の外
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