米代表団は来週、中国との貿易協議に向け、上海を訪問する。双方が直接会って話し合うのは、先月の20カ国・地域(G20)首脳会議(大阪サミット)以来。米政府関係者が23日、明らかにした。米国からはロバート・ライトハイザー通商代表部(USTR)代表とスティーブン・ムニューシン財務長官が訪中し、劉鶴副首相(経済担当)ら中国側と正式に協議を再開するという。ホワイトハウス報道官は、これ以上の詳細を明らかにすることを控えた。ローレンス・クドロー米国家経済会議(NEC)委員長はこれに先立ち、記者団に対し、ライトハイザー、ムニューシン両氏は、中国当局者との最近の電話協議で、中国が米国産農産物を一段と購入するよう「強い表現で」求めたと述べていた。クドロー氏は、中国が「善意のしるし」として、購入拡大に応じることに前向きなようだとしている。