【北京】中国は25日、ロシアとの軍事協力をさらに強化する方針を表明した。中ロ両国は前日、日本海沖で初の共同巡回飛行を行い、韓国軍から警告射撃を受ける事態が発生。米国では中ロの連携強化への懸念が高まっている。  中国はこの日、2015年以来となる「国防白書」を公表。その中で、米国は同盟を強化することで地域の安定を損なっていると批判した。また、台湾の独立を阻止するため、必要なら武力行使するとし、一段と強硬な姿勢を示した。  軍報道官は白書に関する会見で、足元の香港の政情不安は「容認できない」とし、香港当局の要請があれば、中国軍が社会秩序の維持に向け支援を提供できる法律に言及した。