年末年始の暴飲暴食を「なかったこと」にする“スゴい食事ルール”【管理栄養士が解説】写真はイメージです Photo:PIXTA

忘年会、クリスマス、お正月……年末年始は、おいしいものを食べる機会や、お酒の席が一気に増えますよね。つい食べすぎたり飲みすぎたりして、1月の休み明けに「体が重い」と感じる人は少なくないでしょう。「毎年12月〜1月は、体重が3kg増えてしまう」というような声もよく聞きます。そこで今回は、今日からできる年末年始に「太らない」食べ方・飲み方のポイントをご紹介します。(管理栄養士 岡田明子)

飲む前の「ちょい食べ」で
アルコールの吸収を緩やかに

1 「空腹で飲まない」だけで翌日への影響が半分に

 お酒を飲む際に一番避けたいのが「お腹が空いた状態で飲む」ことです。空腹だとアルコールが一気に吸収され、血中アルコール濃度が高くなりやすいことが分かっています。

 結果として、酔いやすくなったり、血糖値が急降下して疲れにつながったり、頭痛やだるさが翌日まで残るという不調につながります。

 改善策としては、飲む前にチーズやナッツ、ゆで卵、豆腐など、タンパク質や脂質を少し入れておくと吸収がゆっくりになります。飲む前に、ゆで卵1個や6Pチーズ1個を食べるだけでOKです。

 これを実践するだけで、その後の悪酔いが軽減され、アルコール吸収スピードが緩やかになります。

2 食べる順番を意識して「血糖値スパイク」を防止

 年末年始は、どうしても糖質の摂取が重なります。忘年会での揚げ物や〆のラーメン、友人との集まりで飲むカクテルなどの甘いお酒…これらは、体の中で血糖値を上げやすい食べ物・飲み物です。