米商務省が26日発表した2019年4-6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整済み)速報値は前期比年率換算で2.1%増加した。設備投資が減少したものの、個人消費の増加で相殺され、4-6月期も米経済が健全に成長していることが示された。貿易摩擦や世界的な景気減速にもかかわらず、米国は10年におよぶ景気拡大を続けている。ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)がまとめたエコノミスト予想は2.0%だった。4-6月期の成長率は1-3月期の3.1%から鈍化した。1-3月期は在庫や輸出の増加、輸入の減少などによって押し上げられたが、4-6月期はその反動が見られた。設備投資は0.6%減と、2016年以降で初めて減少した。1-3月期は4.4%増だった。