先生や上司にとって、生徒や部下がどう生まれ変わったかが大切です。それを示すためにも、「勉強・努力・挑戦」といった抽象的な表現に頼らず、具体的な目標や行動を伝えるようにすると、“信用される人”になれるでしょう。

上司は報告の「詳細」よりも「スピード」を求めている

 ベテランになると、上司の代理で打ち合わせに行く機会もあるでしょう。この時、上司が最も欲しいのは、打ち合わせの中身の速報です。それにもかかわらず、まじめな人は、きちんとした報告書をつくろうとします。

 実は、上司の一番のストレスは、部下が帰ってきているのに何の報告もないことです。部下は部下で、今晩紙にまとめて明日報告しようと思っているのかもしれません。しかし、清書のひと晩が、上司へのストレスにつながってしまうのです。

 さらに、“求められない人”は、きちんとしたものを出したいというこだわりがあります。それは自己満足だということに気がついていないのです。上司からすると、きちんとしたものよりスピードのほうが大切なのです。

 これはお客様に会う時にもいえることです。取引先やお客様となると、「汚い書類を出すのはちょっと……」と思うかもしれませんが、それで時間がかかっているようでは“求められない人”になってしまいます。この場合、手書きでもいいから、必要なモノをパパッと出した方が話がスムーズなのです。私が出版社の人と打ち合わせをする時も、「きちんとした企画書にまとめますので」というタイプより、手書きのラフでチョコチョコと書いてくる人のほうが仕事は早いし、そういう人と仕事をしたいです。

 前回も述べたように、上司のストレスを少しでも減らせるよう、報告は詳細よりもスピードを優先させるようにしましょう。