絶対やってはいけないのが
興味がないのに「人気の低い種目」を選ぶこと

 最後に改めて、購入の方針を整理しておこう。

 まず、買うか、買わないか?

 興味深いチケットが追加されているので、前回当たらなかった人で、「絶対行きたい!」という競技がある人はもちろんチャレンジするべきだろう。

 それでは、どんなチケットを申し込むべきか?

 用意されている中で、自分がいちばん行きたいチケットを申し込む! これに限る。

 もし迷ったら、当たる確率の高そうなチケットを選ぶのも一案だ。

 野球、ソフトボール、サッカーのメダルがらみは、販売枚数が少ない可能性もあるので、当選確率は低いだろうが、行きたいならチャレンジすべきだろう。

 いちばん買ってはいけないのが、当たる確率を求めて、人気の低そうな種目を選ぶこと。当てたはいいけれど、やっぱり興味が薄れ、猛暑の中、出かける気力がなくなるようなチケットは申し込まないほうが懸命だ。そのようなチケットは、転売サイトに出しても結局売れず、支払った料金が戻ってこない心配もある。

 私は前回、水球の予選ラウンドなどが当たったので、申し込みの資格はないが、もし買うならどれか? と聞かれたら、迷わず「女子ゴルフ」と答えるだろう。まだ渋野日向子選手が東京五輪に出場できる順位まで世界ランキングを上げられるか、そして維持できるかはわからないが、その期待は十分だ。

 もし彼女が代表を逃しても、7000円なら惜しくない。私をそんな無邪気な思いにさせるのだから、渋野は、東京五輪組織委員会にとっても救世主になるかもしれない。

(作家・スポーツライター 小林信也)