ドナルド・トランプ米大統領は9日、銃乱射事件が相次ぎ発生したことを受け、共和党議員も銃購入の際の身元調査を拡大する法案を民主党とともに支持するとの期待を示した。トランプ氏は記者団に対し、「良識ある、妥当かつ重要な身元調査に対して大きな支持が集まっている」と述べた。テキサス州エルパソ、オハイオ州デートンで相次ぎ発生した銃乱射事件では合計31人が犠牲になった。トランプ氏はこれを受け、上下両院の指導部と水面下で協議していた。ただ議員らの間で近く、銃規制を巡り超党派の支持を得られる兆しは見えない。トランプ氏はまた、NRAのウェイン・ラピエール最高経営責任者(CEO)とも銃規制について協議。「最終的にはウェインもNRAも支持に回るか、やや中立的な立場を取ると思う」と述べ、NRAが法案を阻止することはないとの見方を示した。
トランプ大統領、銃規制で共和・NRAの支持期待
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