2019年入試 私立大学系統別志願・合格状況(資料作成/駿台教育研究所) 拡大画像表示

 だが、20年入試の翌年はセンター試験にかわって「大学入学共通テスト」が導入される。浪人を避ける安全志向が加速すると思われるのだが……。

「大学入学共通テストは、21年はあくまでもセンター試験のマイナーチェンジと考えてください。だから、あまり意識過剰にならず受験するのが正解だと思います。入試の変化はこれまでにもありました。共通1次が始まった年、センター試験が始まった年、英語にリスニングが導入された年などに、現役合格率が浪人に比べて極端に高くなった、ということは一度としてなく、浪人に特別なハンデがつくことはありません。一方、20年は共通テストの前年だから変化がないとよくいわれますが、例年どおりの変化はあるはず。要するに、20年は特別な年ではないということです」(石原さん)

 入試状況は基本的に変わらないとしても、時代は大きく変化しつつある。そこで狙い目の学部を教えてもらった。

「やはりICT系。特に情報セキュリティーの専門家が世界的に足りません。文理双方からめざせるデータサイエンス系も人気が急上昇しています。国際系も当分需要はなくならないはず。いずれにしても、これからは予想がつかない時代が到来するし、一生学び続けなければならない。大学はその学び方を学ぶところだと意識して選んでほしいですね」(同)

(文/笠木恵司)

※AERAMOOK『就職力で選ぶ大学2020』より
AERA dot.より転載