HVについては、世界最大の自動車市場を誇る中国がNEV(ニューエネルギー車)規制を今年から導入する中で、7月にこのNEV規制でHVを「低燃費車」と位置づける修正変更の検討を発表した。

 つまり、中国でもEVの普及はなかなか進まず、急きょ実用的なHVをNEVに組み入れることにしたのだ。最大の自動車市場、中国でも今後、HVがクローズアップされそうだ。

HVが伸び
EVとPHVは大幅減

 日本市場での2019年上期の新車登録の燃料別販売は、ガソリン車が77万0752台で全体の52%を占めているが、前年同期比では4.2%減。これに肉薄しているのがHVで60万8271台、7.3%増で全体の構成比40.7%を占めた。

 この他は、ディーゼル車が9万0684台、2.8%減で続く。これに大きく離れてEVが1万967台、26.6%減にPHVが8279台、28.9%減、FCV(燃料電池車)391台、50.4%増、その他358台、88.5%減となっている。

 つまり、HVが伸びており、EVとPHVは前年同期より大幅に減らしているのだ。FCVは伸ばしているが母体が非常に少ないので比較にならない。最近、東京都バスがFCVバスを採用し、都内で走っているのが目立っている程度だ。

 このように、日本市場ではピュアEVは燃料別販売構成比で0.7%と微々たるものにとどまっている。その原因は、短い走行距離に高い車両価格、不足気味の充電インフラなど、現状のEVのデメリットが嫌われているためではないか。

 日本車では、日産のゴーン元会長が「日産が世界のEVの覇権を握る」と豪語していたが、初代リーフはバッテリー劣化などから中古車市場で大きく商品力を落とし、2代目リーフは商品力を向上させたものの思うように伸びていない。EVといえば、千葉県市川市長が公用車をテスラEVに乗り換えようとして話題になったことも手伝い、EVイコール「テスラ」のイメージが強くなっている。