第4回公判は翌6日。被告人質問が続けられ、結愛ちゃんのノートの記述について問われると「私と雄大が結愛を追い込んだ」と回答。「結果を見れば(雄大被告の暴力を)容認したことになる」と振り返った。

 そして、こう悔いた。「どんな罰でも償いきれない。船戸優里を一番恨み、一番許せないのが私だ」

 証人として出廷した優里被告の父親は「かわいい孫だった。異常に気付いてやれなかった」と涙ながらに語った。

 DVや虐待を専門とする精神科医は、優里被告がDVで精神的に完全に支配されていたと証言した。

 第5回公判は9日に開かれ、検察側は論告で「結愛さんは過度な食事制限で骨があらわになるほど痩せ、体には170ヵ所以上の傷やあざがあった」と指摘。「未来を奪われた結愛さんの無念さは計り知れない」として懲役11年を求刑した。

 弁護側は最終弁論で「暴行には関与していない。DVで精神的に支配され、抵抗は困難だった」と主張。

 優里被告は意見陳述で「自分の命より大事な結愛の心も体もボロボロにして死なせた罰はしっかり受けたい」と涙ながらに弱々しく述べ、結審していた。

 繰り返される児童虐待の悲劇。

 今年に入ってからも1月、千葉県野田市で小学4年の栗原心愛さん(当時10)が父親の暴行により自宅浴室で死亡。6月には札幌市の池田詩梨ちゃん(当時2)が母親の交際相手の暴行などで衰弱死している。

 結愛ちゃん、心愛さん、詩梨ちゃん、他にも虐待で命を落とした子どもたち…。生まれ変わったら優しい両親の元へ、と祈るしかない。

 どうか、安らかに……。