• トラブル続きで株価が低迷しているがトラブル続きで株価が低迷しているが今年に入って、アメリカン航空グループ(AAL)はトラブル続きだ。ボーイング737 MAXが運航停止となり、アメリカン航空本体が運航する956機のうち24機が使用できなくなった。整備士組合との交渉は険悪な状況となっている。荷物の紛失や定刻到着率のランキングも最下位付近で顧客の不興を買っている。こうしたトラブルは同社の株価を直撃している。航空業界そのものの株価パフォーマンスも芳しいものではなく、過去1年間に平均で3%下落している。2020年予想利益ベースで株価収益率(PER)は8倍を下回り、S&P500指数を構成する他の一般消費財・サービスセクターの株と比較すると60%割安となっている。アメリカン航空の株価は同期間に33%下落しPERも5倍と、競合を大きく下回っている。景気が減速すれば、さらに株価が影響を受ける懸念もある。
【バロンズ】アメリカン航空株、反転上昇に期待する理由
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