ドナルド・トランプ米大統領の顧問弁護士、ルディ・ジュリアーニ氏は、書類提出などを求める議会の召喚状に応じない意向を示した。トランプ氏の弾劾調査の一環として、記録の提出を要求する下院民主党との対立が一段と先鋭化している。ジュリアーニ氏と同氏の担当弁護士ジョン・セール氏は議会に書簡を送り、召喚状の要求には応じない考えを示した。またジュリアーニ氏は、セール氏はもはや自身の弁護人ではないと明らかにした。召喚状を出した複数の下院委員会は、現時点でコメントの要請に応じていない。セール氏はインタビューで、ジュリアーニ氏から議会召喚状への対応で支援してほしいと依頼されたと明らかにし、これで議会に返答したため、ジュリアーニ氏の弁護人としての任務は完了したと述べた。その上で「2人の間に意見の相違はない」とした。